今回は令和3年12月に実装された土属性のクリスマスアンスリアの解説記事となります。
こんな人にオススメ
- クリスマスアンスリアの使い方を知りたい
- 使いどころはどこ? 高難易度? フルオート?
- 他にも使いどころってあるの?
クリスマスアンスリアは実装後さまざまなところで話題になりました。とある部分では環境を大きく変え、今後に期待できる能力を持った非常に面白いキャラとなっています。
しかし、気になるなあとは思っても実はアンスリアの強さを真に深掘りしているところはあまりなかったりします。
ガチャの優先度や高難易度で強そうといった評価はありますが、リアルな使いどころや弱い部分はまだ広まっていないのでは?と考えたのです。
クリスマスアンスリアとは
- 土属性の次世代エース、唯一無二なアビリティが多い
- 条件を満たせばフルオート、高難易度適正は最強クラス
- この娘は古戦場の主役級。95~150HELLすべてに適正あり
フルオートや高難易度で強い、というのは特徴の一つに過ぎません。
彼女の強さはこれとはまったく別のところにも存在します。
たった1ポチで古戦場を制するかもしれません。実は彼女は古戦場でも輝きます。
まだ誰も語っていない、彼女のそんなポテンシャルをこれからじっくり解説していきたいと思います。
Contents
クリスマスアンスリア性能解説。汎用性が異次元です
アンスリアの性能をざっとまとめますと、
ポイント
- アビリティ単体の性能は破格。唯一無二のものが多い
- アビリティを最大限に生かすには条件がある、達成すれば異次元レベル
- 弱点は火力の低さと自身へのデバフ関連。V2戦も少し苦手
- 単体で強いというより、周囲とのシナジーでぶっ壊れに昇華するタイプ
このような評価としています。
リミテッドナルメアやネハンのようないるだけで永久スタメンというタイプとは異なりますが、違った面でパーティーの安定感や火力への向上に関与できるキャラです。
個人的には水着コルワに似ている気がします
アビリティ解説。すべてが超優秀です
まずは各アビリティの性能を紹介してその中身を深掘りしていきたいと思います。
基本的には防御面の1・3アビ、火力の2アビと覚えれば大丈夫です。
以下、アビリティの詳細です。なお数値についてはGameWith様のこちらを引用させていただいております。
奥義『エテルナ・テゾーロ』
- 土属性10%追撃効果×4ターン(奥義発動時含む)
- テンションUP×2ターン(奥義発動時含む)
火や闇属性とはまた少し違う、どちらかといえば火力に寄った情熱的な奥義効果ですね。
ただ真の力は後述する3アビに備わっており、クリスマスアンスリア最大の特徴である『完全回避』のトリガーとして非常に重要な要素です。
奥義を打つか打たないかでアンスリアの評価はガラッと変わります。
セイントヴェール
土属性キャラを強化(消去不可⇒被ダメ2回で解除)
- 弱体耐性100%UP
- ディスペルガード
- 被ダメージを水属性に変換
- 水属性ダメージ20%軽減
水属性ダメージを軽減しながら実質的なマウントとディスペルガードを同時付与するというやりたい放題なアビリティです。
なにより効果ターンが存在せず、解除されるまで永続というとんでもない性能をしており、このアビリティをうまく使うことがアンスリアを扱う上で最も大事なポイントとなります。
アンコールステップ
- 自分と主人公がターン進行時に攻撃行動を2回行う×4ターン
アンスリアのアビリティの中でも異質な特徴をしている2アビです。
個人的には桁違いの可能性とポテンシャルを備えたぶっ壊れアビリティと認識しており、開催前ではありますが次回古戦場をこのアビリティだけで席巻するのでは、という考えすらあります。
アンスリアを実質水着コルワと評したのはこの2アビによるものです
聖艶の舞
- 自分と主人公に聖艶の舞効果(消去不可)
- 奥義発動時に自身に完全回避(1回)付与
消去不可かつ再使用不可のアビリティとなります。
自身と主人公の奥義効果に完全回避を追加するというものです。
その字面の衝撃はすさまじく、
当たれば即壊滅に等しいルシHard本体10%のパラロスすらも、このように完全回避の前にはなすすべもありません。
たとえ他のメンバーが粉微塵になろうとも主人公への一途な愛は忘れない。そんな微笑ましい一幕です。
サポアビ『舞い上がる想い』『夢みた聖夜』
『舞い上がる想い』
- 自分と主人公の敵対心UP・回避率20%UP
- アンスリアが回避成功時・味方全体のHP回復(最大1500)
- テンションを1ターン延長
『夢みた聖夜』
- 主人公から回復(緑)や強化(黄)アビを受けるとアンスリアのアビリティ再使用間隔が2ターン短縮
注目しておくべきサポアビは『夢みた聖夜』であり、この特徴はアンスリアを運用する上で頭に入れておいたほうがいいサポアビとなっています。
性能を活かすなら奥義軸がベスト
アンスリアの起点となるのが奥義を発動することです。
これによって1アビの維持が可能となり、主人公およびアンスリアには完全回避が付与され続けます。
そのため英雄武器『無銘金重』を装備した剣豪編成であったり、
普段周回しているフルオート編成(奥義オン)に添えるだけでも、防御性能の向上に一役買ってくれます。
アンスリアの弱いところは?
アンスリアの強みはこの1アビと完全回避にこそあるのですが、この1アビが維持できない状況下ではその性能が強く抑え込まれてしまいます。
アンスリアの弱いところ
- デバフに対する耐性の無さ
- 速度を求めるフルオートに向いていない
- V2戦が苦手
ざっとまとめるとアンスリアはこの3点に弱点を抱えています。
1アビをいかに維持&回転させるか
マウント&ディスペルガードという非常に強力なアビリティではあるのですが、相手によってはすぐにはがされてしまうことがあります。1アビのリキャストが12Tなところも重なってその間に被るデバフへの耐性がありません。
12Tという長いアビ使用間隔はサポアビの回復&強化アビリティによって短縮可能ですが、これにともない主人公のアビリティをアンスリアに寄せるという制限がかかります。
その隙を補うために奥義発動による完全回避が必要となってくるのですが、そのために高頻度で奥義を回転させる必要がある、という仕組みです。
このため運用には奥義発動がほぼ前提となるため、奥義をオフにして周回するような速度重視の編成には組み込まれないことが多いです。
上記で紹介したレリックバスター編成はタクティカル・シールドによるブロック&マウント効果が1アビの隙間にフィットしてくれます。アンスリアは火力支援にも長けていますので、フルオートの安定という意味では彼女の弱い部分をうまく補った編成例かと思います。
V2戦(予兆解除)は苦手?
予兆解除が攻略ポイントとなるV2との相性は今のところ良くありません。
予兆自体は回避を用いることで対応できそうなのですが、最近実装される高難易度は予兆解除を前提とする傾向が強く、
予兆解除失敗による罰ゲームや致命的なデバフが付与されるなど、予兆失敗に対するペナルティが強い傾向があります。
またアンスリア以外にも言えることですが、味方中心にサポートするキャラは全般的にV2と相性が悪いことがあります。
デバフを与える、多段攻撃アビリティがあるといったキャラはV2戦に適性を持っていますが、アンスリアが可能なのは再行動付与による回数攻撃くらいのものです。
予兆を無視しても問題ない相手であれば大丈夫なのですが、予兆解除が必須となるような戦闘の場合、アンスリアの回避はさほど役に立たない可能性があります。
連撃確定ではないため短期戦には不向き
アンスリア自身は連撃確定キャラではありません。
そのためストイベEx周回や古戦場肉稼ぎといったポチ数を削るような短期周回に適正がありません。
さいわい土属性には連撃に特化したキャラが複数存在しているので、こういった場面では彼ら彼女らに出番を譲ってあげましょう。
解放武器は土属性をさらに強化する至極の一品
アンスリアの解放武器もまた土属性環境に影響を与えた強力な武器になります。
マグナ編成でいうところの治癒(小)がついたゴブロ斧なわけですが、これが実は土属性にとって待望ともいえるスキル構成だったのです。
一例ですが、技巧確定編成のなかに石油武器がまざっていることがあります。これをアンスリアの解放武器に差しかえると、
なんと予測ダメージが跳ね上がるのがわかりますでしょうか。
このように、これまで終末武器や一期一振だけでやりくりしていた渾身枠の新たな味方となり、土属性の火力を一段階上にあげてくれたうれしい武器でもあります。
また治癒というスキルも高難易度向けに再評価されており、自身もHP回復が可能なアンスリアとのシナジーもしっかり確保されている点も強いです。
ダマスカス鋼の優先度は?
いわゆる凸優先度についてですが、判断基準としては、
- 土剣豪編成で高難易度周回をするかどうか。素材をガツガツ集めたい人向け
- もう少し普段のフルオート編成を強化していきたいと思っている人
- 神石で土属性をがっつり遊んでいる人
このような方であれば一考の価値ありだと思っています。
どちらかというと、ある程度土属性の強化が進んでいる人向け、の武器であり全体的な凸優先度は低いです。
ベリアルやスパバハといった高難易度マルチで素材をガツガツ集めたいといった方には奥義と技巧両面が強化されますのでオススメといったところです。
技巧確定編成はまだまだ黎明期
兆しは見え始めていますが、土属性で技巧確定を組むメリットはいまだに少ないままです。
現在もっとも盛んな技巧編成は剣豪編成となり、ベリアル・スパバハといった高難易度マルチでの使用が主となっています。
高難易度で用いる奥義軸であるため、
- 必殺やHP確保手段が求められる
- 両面編成にて技巧Ⅱ+技巧小の組み合わせと相性がいいのは技巧大
このような思考となり、アンスリア武器を含め『剣聖の袋竹刀』や『ヘラクレス』が選択肢となります。
カテゴリ冒頭でお話したとおり、渾身が攻刃よりも火力面で上位であるため、アンスリア武器が技巧枠最後のパーツとして選択されたというわけです。
古戦場最強候補!? これが次世代の土属性だ
これまで彼女の性能面について語ってきました。
ただ正直ここまではちょっと調べればどこにでも書いてある部分ばかりです。
しかし、アンスリアの古戦場に対する適性を考察しているものは、おそらくこの記事が初であると思っています。
筆者の視点から見たアンスリアは、
95~150HELL手動編成スタメン当確です
あくまで現時点での暫定でしかありませんが、おそらく不動に近い立ち位置になるのではないでしょうか。
だいたいの動きを想定した結果、船炉無しでとりあえずの結果が出ています。
伸びしろがありすぎるアンスリア2アビ
核となるのは間違いなくこのアビリティです。このアビリティで最も重要なのは、
主人公のジョブやアビリティです
今後の新しいジョブやアビリティによって主人公が強くなればなるほど、この2アビは効力を増してきます。
仮にナルメアでおなじみの攻撃大幅UP1ターンを主人公が使えるようになればどうなるでしょうか。
その瞬間、アンスリアはあの水着コルワと同等のパワーを得ることになります。
新ジョブヴァイキングはダメージが2分割し、かつ通常攻撃の与ダメもUPする高火力ジョブです。
この高火力ジョブが4ターンの間2回行動し続けた結果、上記のようなダメージ値となりました。
あくまでまだトライアルでの試行に過ぎません。古戦場想定でのデバフリセット問題やトリガー対策など考慮すべき点はまだまだあります。
ですが、2022年4月現在の時点で前回土古戦場のタイムを大幅に更新できているため、伸びしろや今後の発展への期待は非常に高いものとなっています。
次回土古戦場はいつ来てもいいように、より高度な編成を組めるよう心がけていきたいと思います。
さいごに
アンスリアに対するまとめです。
まとめ
- 永続防御アビリティと完全回避で高い耐久性を維持
- 奥義の回転が肝。完全回避を付与しつづけよう
- 古戦場でも輝くポテンシャル。伸びしろがありすぎる
フルオートでの採用はもちろんですが、今後実装される高難易度も完全回避という唯一無二の特性で乗り切ってくれそうな今後に期待が持てるキャラです。
少なくとも今年いっぱいはアンスリアにお世話になることかと思います。
来たるべき土古戦場に向けて、今後も彼女を上手に使ってあげたいですね。